日頃は諏訪税務署管内納税関係団体連絡協議会の運営及び諸活動に、ご理解とご支援を賜り厚くお礼申し上げます。
　新型コロナウイルス感染症の影響により、一同が介しての行事を実行するか否かの判断が非常に困難な状況が続いておりましたが、本年５月には新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行が決定しました。これを受けて11月の「税を考える週間」の事業として、恒例のⅬＣⅤ「クイズ！税金ゼミナール」及び記念講演会を昨年同様に行っていきたいと考えております。状況によっては、感染症拡大防止対策を取りながら進めていく所存でございます。
　本年度は、インボイス制度や電子帳簿保存法と全ての事業者を取り巻く環境が大きく変化していきます。これらに対応することは必須となりますが、正し知識もまた必要となってきます。税知識の普及と納税道義の高揚のため、私たちも七団体が一致協力して事業を進めてまいります。
　結びにあたり、皆様のご健勝と、事業の益々のご繁栄をご祈念申し上げますとともに、協議会への引き続きのご理解・ご支援をお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

会長　伊藤　功

　諏訪税務署管内納税関係団体連絡協議会の皆様方におかれましては、昭和47年の発足以来、諏訪税務署管内の関係民間団体が相互に連絡協調を図り、税知識の普及と納税道義の高揚のため、各種広報活動等に取り組まれており、深く感謝申し上げます。
　特に、「税を考える週間」における「クイズ！税金ゼミナール」のTV番組の制作や記念講演会の開催等の取組は、諏訪地域の方々に対して、広く税について関心を持っていただくよい機会となっていると考えております。
　国税当局では、経済社会の変化やデジタル技術の進展等を踏まえ、本年６月に「税務行政のデジタル・トランスフォーメーション－税務行政の将来像2023－」を公表し、従前の「納税者の利便性の向上」と「課税・徴収事務の効率化・高度化等」に、新たに「事業者のデジタル化促進」を加えた３つの柱に基づいて施策を進めることとしております。
　特に、「納税者の利便性の向上」を図るため、e-Taxの利便性向上、年末調整手続の簡便化、キャッシュレス納付や納税証明書のオンライン取得の推進等により、「あらゆる税務手続が税務署に行かずにできる社会」の実現を目指しております。
　今後も、これまで以上に行政手続全体のデジタル化に力を入れていく方針でありますので、引き続き、オンライン手続きの利用拡大にご協力をお願いいたします。
　また、本年10月から開始されるインボイス制度につきましては、協議会の皆様のご協力もあり、インボイス発行事業者の申請登録件数は堅調に推移しております。同制度の円滑な導入に向け、免税事業者の方を含め、個々の事業者の方々に寄り添った一層丁寧な周知広報を協議会の皆様と連携しながら進めていくことが必要であると考えておりますので、引き続きのご協力をお願いいたします。
　今後とも、協議会の皆様方には税務行政のよき理解者として、円滑な税務行政の推進と申告納税制度の発展に一層のお力添えをいただきますよう重ねてお願いいたします。
　結びに当たり、当協議会の益々のご発展と、皆様方のご健勝並びに事業のご繁栄を心よりご祈念申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。

諏訪税務署　署長　栗幅　久雄